フロアタイルもクッションフロアもよく聞きますが、何が違うの？
と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
どちらも塩化ビニル樹脂を原料とした床材です。
水に強いことから、水廻りの床材としてよく使われます。
では、フロアタイルとクッションフロアは、何が違うのか、
フロアタイル、クッションフロアの特徴とメリット、デメリットから
違いを詳しく見ていきましょう。
フロアタイル
1．特徴
フロアタイルは、ピース状になっており、1枚ずつパズルのように並べて、
接着材で下地材に貼り合わせていきます。
ピースの形は、正方形や長方形、フローリング調のものは、板のような形状に
なっています。
２．フロアタイルのメリット
・フローリングに比べるとコストが抑えられる。
・耐久性があり、傷や汚れに強く、土足もOKなので、
店舗や玄関土間などにも向いている。
・天然素材のフローリングは、定期的にワックスをかける必要があるが、
フロアタイルは、ワックスがけの必要がないので、メンテナンスが楽。
・凹凸も再現されているので、本物のような質感があり、
クッションフロアより高級感がある。
・硬いので、家具など重いものを置いてもへこまない。
・既存の床の上から上張りできるので施工費を抑えられる。
・ピース状になっているので、傷んだ部分だけの張替えも可能。
フロアタイルのデメリット
・耐水性はあるが、目地（継ぎ目）から水が浸入する可能性がある。
＝水を多く使い、ビショビショになる所は、1枚で広い範囲を張れるクッションフロアを使用する方が良い。
・硬くて冷たくクッション性がないので、踏み心地が硬く冷たく、
直に床に座る生活には不向きである。
・音が響きやすいので、防音性を重視する場合は、あまり適していない。
クッションフロア
1．クッションフロアの特徴
クッションフロアは、CFシートとも呼ばれ、クッション性のあるシート状の
床材で、幅約180ｃｍのロール状になっています。
やわらかくカッターで切れるので、施工がしやすいのが特徴です。
クッションフロアのメリット
・床材の中では単価が最も安く、施工も簡単なので費用を安く抑えることができる。
・1枚で貼れ、フロアタイルのように目地（継ぎ目）がないので、水が浸入しにくく、耐水性があるので、洗面所やトイレなどの水廻りに最適。
・汚れを水拭きで落とせ、ワックスがけなど定期的なメンテナンスの必要がない。
・クッション性があり、踏み心地が柔らかく、衝撃を吸収したり、音を響きにくくする。
クッションフロアのデメリット
・シート状で凹凸がなくツルツルしていてビニール感があり、安っぽく見えてしまうことがある。
・クッション性のあるやわらかい素材なので、重い家具などを長時間置くと脚の跡が残る。
・フロアタイルに比べると耐久性が劣る＝経年劣化するので、10年くらいが張替えの目安となります。＝コストは上がりますが、従来のクッションフロアよりも耐久性に優れた重歩行用の商品も出ています。
・大きなシート状なので、張替えは、フロアタイルのように部分的な張替えはできない。
最近は、フロアタイルもクッションフロアも木目調や石目調など
デザインの種類が豊富なので、お好みのインテリアに合わせて選ぶことができます。
リビングや廊下、寝室には、耐久性があり、高級感のあるフロアタイル、
洗面所やトイレなどの水廻りには、より耐水性のあるクッションフロアにする
など使い分けることができますね。
次にフロアタイルとクッションフロアを使った施工例をご紹介します。
フロアタイルを使った施工例
★フロアタイルを張った施工例（リフォルタ）マンションリビング
★フロアタイル施工例（リフォルタ）マンションリビング
★店舗でフロアタイルを張った施工例
木目調や石目調などいろいろなデザインがあります。
クッションフロアを使った施工例
★戸建住宅の洗面脱衣所にクッションフロアを張った施工例
★トイレにクッションフロアを張った施工例
★トイレにクッションフロアを使用した施工例
★洗面脱衣所にクッションフロアを使用した施工例
見た目は、一見、本物のフローリングやタイルに見えませんか。
床材を選ぶ時には、材料のメリット、デメリットを考慮した上で、
我が家のライフスタイルに合うものを選んでくださいね🎵
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